

スタッフの木内です。
大企業向け社内ポータル・クラウドプラットフォームの販売サポート業務を行う日本ライフレイ株式会社のオフィスの移転をサポートさせていただきました。
以前の恵比寿オフィスの際もサポートさせていただきましたが、その時は約50坪のワンフロアでした。
その後同じ物件内で増床して約100坪、加えて渋谷で約50坪のサテライトオフィスを展開しましたが、拠点間のコミュニケーションの課題とシンプルに面積が不足したことを理由に今回の原宿にある約230坪のメゾネットオフィスに移転となりました。
“フレキシビシティ”をテーマにスケルトンから内装を造り込んだため、ユニークかつ自由度の高いオフィス空間を作り上げることができました。

日本ライフレイ株式会社
代表取締役:クレイグ・カネコ*敬称略
HP:https://www.liferay.co.jp/
業種:Liferay社が制作する企業向けポータルソフトウェア・クラウドプラットフォームの販売・サポート業務
代表取締役:クレイグ・カネコ*敬称略
HP:https://www.liferay.co.jp/
業種:Liferay社が制作する企業向けポータルソフトウェア・クラウドプラットフォームの販売・サポート業務

物件のアドレスは神宮前1丁目、原宿駅と明治神宮前駅が利用可能で周囲は美容室や原宿らしいアパレルや物販店舗が点在しています。
1階と地下の大型メゾネットという珍しい構成、元々のスケルトン時の記事はこちらのリンクをご参考までご覧ください。


エントランスはシンプルにロゴマークの映える受付スペース、外資系企業らしいお洒落なスケルトン天井で開放感を演出しています。
一画には実用性の高いテレカン用フォンブースも4つ設置しており、各社員の仕事柄もありかなりの稼働率とのこと。

1階部分はメインのワークスペースとして運用されています。
ガラス材の壁を用いて吹き抜けとの連続性を意識することで開放感のある空間に仕上がっています。
高さの変えられるデスクを使用し、スタンディングでも使えるフレキシビシティのあるオフィススペース。
ワークスタイルについても独自の考え方があり、コアタイムの10時~15時は基本的に出社、それ以外はリモートでもOKというスタイル。
社内のコミュニケーションを増やし、コロナ過で後ろ向きになってしまった働き方を矯正する意味合いを持たせました。
いくつかのタスクを並行してこなす必要がある時にはライトにコミュニケーションを取りつつ、反対に集中して重要なタスクを進めたい時はフォンブース等を利用する形で働いています。

人事だけは固定席で、他の職種はフリーデスク制をとっています。
そのため、デスクの上に物を置かずに、ロッカーで持ち物を管理する制度になっています。
グローバルのCEOも重要視しているようですが、毎回デスクがリセットされるので、新しい思考で1日をスタートできているとのことです。


大きな吹き抜けにある印象的な階段を進むと地下フロアへ繋がります。
地下はブレイクスペースと大小会議室と大きなカンフェレンスルームという構成。

以前はコロナのリスクも考えて恵比寿と渋谷の2つのオフィスを分けて使っていましたが、距離が離れるとチームカルチャーも離れてしまうと感じたとのこと。
今回のオフィスに移転してからはメゾネット構成のオフィスであることと、フリーデスクの影響でオフィスの中であっても社員の活動において動線良く動くようになったことで様々なスタッフとコミュニケーションを取れるようになり、必然的に動くことが増えるので運動量が上がり、散歩のような効果が生まれ、思考もまとまりやすくなったと感じているようです。

約50名という従業員数に対して会議室は7部屋というやや多めに作られています。
会議室も壁を可動式にすることでシーンに応じた使い方が可能になっています。
こんなところにも”フレキシビシティ”が発揮されたオフィス作りが垣間見えてきますね。

奥にあるカンフェレンスルームは年数回の全社員ミーティングの他に、同居する一般社団法人マスタードシード教会のスペースにもなっています。
毎週日曜日は誰でも参加できるオープンな教会として運営されています。
ライフレイ社のグローバル全体のカルチャーとしてさまざまな国でその国のNPO法人とのパートナーシップを結び社会貢献活動を行っているようです。

日曜の会はこのような形でカジュアルな教会として運営されています。
クラシックなスタイルではなく、バンド演奏や歌を交えて親しみやすい雰囲気です。
今回のオフィス移転と内装のプランについても協力しながら作り上げて行きました。
スケルトンから内装を作る際に”フレキシビリティ”をテーマとした今回のオフィス。
シーンに合わせて1人1人が働き易い環境を志向し、1人の場合はフォンブース、チームで話したい時は会議室、ブレイクルームでランチやコーヒーを飲みながら働くこともでき、さらには日曜は教会としての利用も可能な空間に仕上がっています。
意外な効果としては、原宿駅至近ではありますが、近隣で食事ができる店が少ないため、多くの社員が会社でお弁当やテイクアウトしたものを持参して食べるようになった為、ランチミーティングや雑談する機会が増えたようです。
その際に仕事以外の趣味やプライベートの話でもコミュニケーションが取れるのでその点は嬉しい変化だとお話しされていました。
これまでもリモートワークのメリットを最大限活かしつつ、コミュニケーションを重視して組織づくりをおこなってきたライフレイ様。
今回のオフィス移転については、メンバー増加に伴う座席数の確保、さらなるコミュニケーションの活性化をはかり、生産性を向上させることも目的としています。
今後はユーザー様やパートナー様をお招きしたイベントも自社オフィスで開催していく予定です。
フレキシブルな新たなオフィスで、人と人が出会うことで生まれる価値からさらなる成長が期待されます。
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SOHOオフィスのファインディング、コンテンツ制作、リーシングを担当。
長野県生まれ。信州大学経済学部卒業後、リクルート、ベンチャーを経て当社へ。趣味は料理、テニス。フルマラソンはサブ4ランナー。不定期開催の社内パーティーでは料理長を務める一面も。

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