スタッフブログ

オフィス訪問:フリックフィット様

Loading物件をブックマーク
スタッフの渡部です。
今回は3Dデータのマッチングシステムを活用した小売店向けサービスの提供を行っている株式会社フリックフィットCEO廣橋様に事業内容や今後の事業展開、オフィスを探すにあたってのポイントをお伺いしました。
ラスティックでラフな仕様により、空間の良さが最大限に引き出されたスタイリッシュなオフィスに仕上がっていました。
ぜひ今後のオフィス選びやレイアウトの参考にご覧くださいませ!
 
CEO:廣橋 博仁(※敬称略)
__事業内容を教えてください。
靴のインソールの製作や足の計測デバイスを店舗や靴屋さん、百貨店などに提供しています。
最近ではその事業に加え、人間工学を駆使したようなテクノロジーを使ってオリジナルの靴を製作したり、スマートセンサーが入ったような靴を研究・開発しています。
B to C向けにはREDLISTというブランド運営を、B to B向けにはスマートシューズの開発を行い、様々なパートナーと共に事業を創り上げています。
 
__今後どのように事業展開を行っていく予定ですか?
将来的には全ての人の靴の一つの選択肢としてスマートシューズが普及していくと感じており、その分野で一定のシェアを取得できる会社を目指しています。
スマートウォッチで言うと、約10年前の2014年にAppleからApple Watchが発売され、当初は何に使うんだ?というような風潮がありましたが、現在ではある程度の理解が深まり、時計の一つの選択肢として認知されております。
このように靴もデジタル化する時代がくるのではという部分を基に研究開発を進めています。
今後も当社は、他社と連携して様々な製品の中に取り入れていく、もしくは他社と共同で新しい目的に応じたプロダクトを作り上げるなど、両方のアプローチから継続して事業を展開していく予定です。
__ブランド運営の方では靴のノウハウやテクノロジーを持っていらっしゃいましたが、今後はどのように考えていらっしゃいますか。
ブランド運営ではオンラインストアとラフォーレ原宿に現在実店舗を展開しております。
現在はフィジカル上クッション性などは担保されていますが、今後は当社のノウハウであるテクノロジー化に対応しながらより良いプロダクトを開発しブランド拡大を行なっていく予定です。
REDLISTはその意味の通り、絶滅危惧種の保護という観点ももちろんですが、どちらかと言うと『なくなってはいけないもの』がコンセプト。
現状REDLISTというブランドは、約4万2千種類のデータベースを持つオーガニゼーションがあり、その中から7段階に分類された、機器のランキングを基に選定しています。
この選定プロセスから得たインスピレーションを通じて、動物の特性を取り入れつつ製品をデザインし、売上の一部を環境保全へ還元してくようなイメージで考えています。
当ブランドは海外展開も視野に入れており、オフライン店舗とオンラインストアの両方で、世界中の様々な場所に製品を発送できる体制を整えています。
__移転のきっかけを教えてください。
コロナ禍の2〜3年ぐらいはリモートワークが推進されていた時代だったので、当社もリモートワークが中心で、週に1〜2回ほどシェアオフィスやカフェで集まるといったような働き方でした。
ただコロナが落ち着いたことが一つと、業務面でも多くの研究やフィジカルな製品を取り扱っていたため、リモートワークの限界が明確になり新しいオフィスを設けることにしました。
また、外部の研究施設や大手企業との共同プロジェクトもあり、社内だけでなく外部の業務委託チーム、プラスセンサーのハードウェア開発に携わる専門家とうまく連携するため、みんなで働ける場所を設けたかった理由も一つです。
 
__物件の決め手を教えてください。
研究開発が多いためラボのような雰囲気の物件を探しており、本物件は躯体表しの天井と地下なのに外の採光が入るので地下感がないところに良さを感じました。
また頻繁ではありませんが、社外のプロジェクト関係者などが集まってパーティーを開催する場合があるので立地の良さも考慮した点です。
工場のようで未完成な雰囲気を残し、空間を雑多に活用するといったイメージですね。
本物件は物販はできませんが、今後SHOWROOM店舗のような試着に特化した場所など使い方を色々増やしていきたいと思っています。
 
◎オフィス内を拝見させていただきましたのでご紹介いたします
エレベーターを降りて最初に目に飛び込んできたのは、REDLISTの靴と壁に飾られた絵のインパクトなるディスプレイ。
絵は廣瀬社長の友人のアーティストのものだそうで、なんでも完成したものを搬入した訳ではなく、オフィス内で描いたこだわりの作品とのことです。
こちらは無人で足のサイズを特定し、それぞれにあった靴を提案、購入することができる特殊な箱です。
現在は羽田空港に設置してあり、今後は商業施設のデッドスペースを活用した小型店舗を構えるように検討しているとのことでとても需要がありそうですね。
決済はこの中で済ませ、受け取りは自宅に届くといったオンライン通販のような仕組みになっているそう。
REDLISTのスニーカーがたくさん並んでいましたが一つ一つのデザイン性が抜群にスタイリッシュでした。
BtoC向けの事業では阪急で6日間のポップアップでデビューを果たし、既存のお客様がいらっしゃる訳ではない中でかなりの売上を成し遂げたREDLISTに勢いが感じられます。
一方、BtoB向けの事業では未来を見据え、最先端の技術に基づくスマートシューズ化に向けた研究など革新的なソリューションを生み出していらっしゃるフリックフィット様。
室内は躯体表しの天井と元々のデザインを活かした、作られすぎていない内装がなんともインダストリアルでスタイリッシュな印象を受けました。
ラフォーレ原宿にて店舗を構えていらっしゃるとのことでしたので是非お伺いできればと存じます。
代表の廣橋様、お忙しい中ご対応いただき誠にありがとうございました!
The following two tabs change content below.
SOHOオフィスのファインディング、コンテンツ制作を担当。 長崎県生まれ。上京後、クレジット会社等を経てトランスリアルに参画。趣味は、バスケットボールと音楽。

その他のスタッフブログ

Return Top