大田区

洗足池の一棟ビル、退廃的な雰囲気をどう活かすか

[大田区/162万/643㎡] 

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管理番号:S256474

大田区北千束アドレス・洗足池3分の立地に佇む坪単価9,000円弱の一棟ビル、躯体剥き出し・現況引き渡しの退廃的な空間の先に何を見るのか。

デザイナーズSOHO物件や高いデザイン性の居抜き物件をご紹介する当サイトではあるが、今回の物件の持つ存在感には面白さを感じてしまったというのが正直なところだ。
物件は古いがなんといっても坪単価が安い、そして広い。
天井が高く、屋上のバルコニーがなかなか眺望が良く、他の物件には醸し出すことのできない雰囲気。
広さがあるため比較的内装費用は必要になってしまうが、面白いと感じた直感そのままに作り込んでいただきたい物件だ。
洗足池駅からは徒歩3分、このエリアに根差した商店街を少し脇に入ると今回の物件がある。
外壁や屋上については2024年4月に大規模修繕工事がされた。
築60年となる大御所ビルというえる存在だが、今回の工事で軽やかな雰囲気になっていると思う。
室内を見てみよう、スケルトンの1階は何やら舞台のようなものとシャッターがあるのがユニークに映る。
シャッターの向こう側は道路になっている。
どうやら道路脇に駐車し舞台部分にシャッターから荷物の搬入をしていたのだろうと想像できる。
2階は間仕切りなどがない大きな空間、このままだと刑事ドラマに出てくる犯人のアジトといった雰囲気だ。
1964年築という年季の入った床と天井は個人的にはこのまま活かしたい。
内装は空調と水回り・照明関係のみに手を入れるのみに留め、退廃的な雰囲気の撮影スタジオなんかイメージしやすいと思う。
3階は小さな区画がいくつか分かれており、以前は役員室や商談室があった模様。
既存の壁は取り払ってオープンな空間にしてから妄想を形にしていただきたい。
屋上のテラスに出てみると3階建てなのにも関わらず視界を遮るものはない。
北側は洗足池の緑を見ることができる。
南側については昼間の眺めもさることながら、多摩川沿いの花火大会は軒並み制覇できそうだ。
地下は元々は駐車場区画、スロープもあるので高さは1600mm程度までとなる。
流行りのSUVやワンボックスは難しいが、昔ながらのステーションワゴンや営業用のバンであれば5台〜8台は問題ないだろう。
元々は事務所兼倉庫として使われていた一棟ビル。
現状では建物の用途は倉庫として登記されており、そんな点もミステリアスに映る。
貸主は実際の用途については合法的な範囲であれば柔軟なスタンスなので、この割安な坪単価を活かして思いっきり空間を作り込むのはいかがだろうか。
オフィスや店舗としてのイメージが薄いエリアであったり、ある程度の制約があることは事実。
しかしながら、ある程度クセがある方が攻略した後は高い満足感を得ることができるのでないだろうか。

 

管理番号:S256474
賃料:¥1,480,000(税込 ¥1,628,000)
共益費:賃料に含む
住所:大田区上池台2
広さ:643.90m²
アクセス:池上線「洗足池駅」徒歩3分、大井町線「北千束駅」徒歩13分
構造・規模:RC造 地下1階付き地上3階建
築年:1964年
敷金:6ヵ月
礼金:なし
備考:普通借家契約(3年間)、保証会社利用相談、火災保険必須、用途変更不可、店舗利用ご相談

 

〈上記以外で契約時に掛かる主な費用〉
・仲介手数料(賃料1ヶ月分税別)
・前家賃(1ヶ月分)
・日割り家賃(月途中での賃料発生の場合)
・初回保証委託料(賃料合計の最大100%)
・火災保険料
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SOHOオフィスのファインディング、コンテンツ制作、リーシングを担当。 長野県生まれ。信州大学経済学部卒業後、リクルート、ベンチャーを経て当社へ。趣味は料理、テニス。フルマラソンはサブ4ランナー。不定期開催の社内パーティーでは料理長を務める一面も。
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