
スタッフの瀬川です。
本日は「コミュニティ」や「界隈」など、独自の視点を持ったマーケティングサービスの開発提供を行う「KEEN株式会社」様のオフィスに訪問させていただきました。
* KEEN株式会社 HP
https://keen-inc.com/
* 提供サービス
コミュニティ活性化サービス「KEEN Manager」
SNS上の界隈分析・ターゲティングサービス「KEEN 界隈DB」
コミュニティ参加者の行動データを分析し、その中から「スター」になる人材を発掘、育成するデータ分析ツール「KEEN Manager」。
そして「様々なできない理由を排除して後押しがしたい」という願いのもと開発された「KEEN 界隈DB」。
従来のSNSマーケティングでは、統計データを用いた分析が主流だったところ、「KEEN界隈DB」では、数字の元にある“人”の動きに注目。
たとえば、「“バズリ”の震源地はどこだったのか」「その盛り上がりに再現性はあるのか」「自社製品はどの“界隈”で共感を得ているのか」といった、これまで見えづらかった問いに対してよりフィーチャーしていくことを可能としました。
現在ご入居いただいているのは、渋谷区松濤に位置するメゾネットタイプのオフィスです。
物件選びの際に重視されたのは、”わたしたちらしい、お客様から見ても『KEENらしい』と思ってもらえるようなオフィスを”
「自分たちらしさ」を体現できる場所であること。人や個はもちろんコミュニティという単位も大切にできる場所を見つけたい。
そして何より、”渋谷松濤エリア限定の物件を”
渋谷といえばある種、様々なコミュニティーの発信地。しかし道玄坂や神南、宮益坂のような大きな発信源の中にコミュニティーオフィスを構えるのではなく、渋谷の大きな発信源の喧騒とは一線を画す、“松濤”の独特の落ち着きを帯びる街並みが、KEEN様の独自のコミュニティーを築く土壌としてフィットしたといいます。
ご近所のコーヒー屋さんと仲良くなったというようなエピソードもお話ししてくださいました。松濤の“界隈”に自然と溶け込んでいくような、あたたかいつながりも生まれているようです。
また、渋谷という地の利を生かし、街で得られる生の声にもこだわりを。
たとえば化粧品ブランドのマーケティング支援では、渋谷駅前で街頭インタビューを実施するなど、一次情報を重視したフィールドワークも積極的に行われているとのことです。
お客様の目線になる努力を絶やさず、常に敬意を持って取り組んでいると語る小倉様。
そんな姿勢を支える意味でも、この渋谷という街は、KEEN様にとって心強い味方となっているのかもしれません。
オフィス空間は2~3階のメゾネット、屋上ルーフバルコニーで構成された本物件。
天高約4mの吹き抜けのワークスペースは太陽の日差しがたっぷりと差し込む明るい空間です。
あえてオフィスらしくない一軒家風の空間は、日々の業務と楽しく過ごせる時間が混ざり合うような感覚があるとおっしゃっていました。
キッチンスペースを活用してお客様にステーキを振舞ったり(なんと衛生管理者資格を取得されている社員様も在籍しているとのこと、、!)、共に美味しいコーヒーを楽しむ時間があったり、お客様にも自分たちの日常を楽しんでいただける空間となっているようです。
階段部分にはベビーサークルを設置しており、お子さま連れでの出勤や訪問にも配慮されたキッズフレンドリーな空間に。
(社員の皆様はお酒が好きということもあり、飲酒時の転倒防止という裏の理由もあるとかないとか?)階段を上ると、空を掴むようなルームバルコニー。渋谷とは思えない落ち着いた空気が広がります。リフレッシュスペースとしてはもちろん、自然光を利用した商材撮影などにもご活用いただけているとのこと。
スタイリッシュな外観にメゾネット、吹き抜け、ルーフバルコニー…。SOHO東京をご覧いただくみなさまにはきっとグッとくるオフィスではないでしょうか。
ワークスペース奥にあるミーティングスペースでお話を伺いました。
すると印象的なエピソードが。
現在大手化粧品メーカーとのご縁があり、KEEN 界隈DBのお取引をされているとのこと。
創業当時、小倉様は勉強会や交流会などのコミュニティイベントに積極的に参加し、さまざまなご縁を築く中で、化粧品メーカーのご担当者様と出会われたそうです。
「初めてその方がこのオフィスにいらして、このデスクでディスカッションしたときのことを今でも鮮明に覚えています」と小倉様。
続けて語ってくださったのは、その企業への感謝の言葉でした。
「最初は本当にたくさんのことを教えていただきました。お客様からとてもたくさんのものをいただいたと感じています。実際のプレイヤーでないとわからない視点など、どういったものであれば実用に値するのかなど、繰り返しディスカッションを重ね、こんなに小さな会社にここまでギブしてくださるのかと感銘を受けました。」
創業当時からの出会いと繋がりを絶やさず、数年に渡るディスカッションを重ね、現在のKEEN 界隈DBが形になり、無事に大手系商品メーカー様とのご契約へ繋がったといいます。
*執務室に飾られているボード。そこにはコミュニティオフィスに訪れた方の”夢”が。
KEEN様が創り出す「オフィスらしくないオフィス」こそ、よりいっそう企業のカラーを色濃く映す鏡だと思っています。スタートアップの“今”だからこそ選べる空間と、次のフェーズへ飛躍するまでの限りのある時間をどのように過ごすのか。
そして、「今だから」の裏には「今だけにしたい」という願いも込められた刹那的な居場所は、
“暖かくも熱い、夢を創り出す空間”なのだと感じました。
今後のビジョンについてもお伺いしました。
まずは今のメインである化粧品業界でのファン化を広めていくこと。
そして「様々なできない理由を排除して後押しがしたい」という思いのもと、飲食料などウェルネスの領域にもチャレンジしたいとお話ししてくださいました。
そして今の時代、ビジネスを語る上では避けては通れないのがAIの進化です。
使い方や背景によって、驚きや期待のようなポジティブな感情も、あるいは忌避感を覚えるようなネガティブな感情も、それぞれがそれぞれに感じるのが今の時代の趨勢です。
そして誰もが改めて「人間ができること、人間にしかできないことはなんだろう」と考えるのです。
そんな中で小倉様は「たとえば、今ご支援している化粧品メーカー様は『人々の皮膚の健康を守りたい、自信が持てるようにしたい』というように人々が楽しく生きられる支援をされています。私たちはそんな『人々が楽しく生きられる支援』をする方々を支援をしたい、生きてて楽しいと思えるものを生み出していきたい。」と語ってくださいました。
さらに、事業を大きくしてく上で必要不可欠になるのが新しいメンバーの参画、そして新しいオフィスです。
ジョインしてほしい人材については「人と集まるのが好きな方。既存メンバーも元々は飲みの場で意気投合したり、ダンスイベントで知り合って声をかけたような経緯があったりします。なので“イベント好き界隈”の方を募集しています!(笑)」とのこと。
そして私からも僭越ながら質問させていただいた「どういったときに“楽しい”と感じますか?」という問いに対しては「仲間と一緒に新しいものを生み出していけることが楽しい、できない理由から自分自身も解放されていくことが楽しいと思います。」と、やはり“人”を大切にするお答えをいただきました。
本物件の契約時の話を思い出しました。その際小倉様は、
「創業してからずっとSOHO東京で物件を見ていました!いつかオフィスを借りる時は、絶対SOHO東京の物件で契約したいと思っていました!」
その時の言葉を今でも忘れません。小倉様の”人”へのリスペクトを感じる姿勢と言葉に、多くの人を惹きつける魅力の根底を目の当たりにしました。
これからさらに仲間も増え、お客様も増えていくことが予想されるときに考えるのが次のオフィスです。ワークスペースについては以下のように語ってくださいました。
「成長に見合った器に移るのはごく自然のことですし、逆に言えば器に見合った成長をしていけるよう、より自らを駆り立てる環境でもあると言えるかもしれません。そして、色んなところに足を伸ばすのも好きですが、渋谷で生きていることが楽しいです。情報の流通量やインバウンドの増加でとてもたくさんの刺激を受けていると感じます。そこから仲間と共に新しいものを生み出していくという、イノベーションの糧を得られる渋谷でずっとチャレンジし続けられるように、もっと大きくなりたいです。」
“人”を起点に広がっていくKEEN様のビジョンとチームのかたち。
それはまさに、界隈というゆるやかなつながりがもたらす未来そのものなのかもしれません。


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