ここは渋谷区神山町。
「奥渋谷」または「裏渋谷」という言葉を聞いたことはあるだろうか。
表に対する、裏。
手前に対する奥。これは実にメタ的な要素をもったネーミングだと感じた。
表が今までの「モノ」と仮に定義するならば、裏とは今までの「モノ」とは一味違っているのだろう。
渋谷駅から文化村通りを進んで代々木八幡方面に抜けていく。
ある意味今までの渋谷らしさが無く、隣接の松濤とともに駅近でありながら騒がしくない。
麻生太郎氏やその祖父の吉田茂元首相の邸宅が構えられ、由緒ある能楽堂や美術館、素敵な本屋もあり歴史的・文化的にも造詣の深いエリアである。
高級住宅街である松濤には食通を唸らせる高級レストランが、神山町から代々木八幡へのエリアは気軽に立ち寄れるけれど良質なお店が立ち並んでいて、今注目の美食エリアとなっている。
今回ご紹介する物件にもcafeやビストロ、バーが入っていて流石は注目の町、神山町と思わせてくれる。
飲食店が入っているビルは仕事の面でも利点が大きい。
お客様との打ち合わせやランチをcafeで、打ち上げや懇親会をビストロや屋上にあるバーで出来るというのは嬉しい。
しかもセンスのいい気の利いたお店というのだからいうことはない。
エントランスを抜けて2Fに上がる。
レトロでかわいい扉が出迎えてくれる。
室内に入るとセンスよくリノベーションされた物件であることがよく分かる。
築40年以上たったビルだが、建物の素性が良いためこうやって生まれ変わることが出来るのだろう。
コンクリ―トに直接荒く塗られた白い壁、落ち着いた濃い茶色のフローリング、配管むき出しの天井とDIY感がありツボを得たリノベーションで思わす渋いなと唸ってしまった。
むき出しの配管、ハダカの電球が荒くチープな感じだが今の空気感にマッチしている。
見ていてみすぼらしいチープさは目を覆いたくなるが、この物件に関してはこれがいいと感じることが出来る。
棚も作られていて書類や本などを見せる収納としてデザイン性高く収納できるのもリノベーションならではの今風の工夫。
素材も配色も変えて部屋全体のアクセントとしている。
玄関脇には部屋のテイストにしっかりとマッチした水まわり。
シンプルでマッドな質感。
ラフなレタリングも施されていて、以前訪れたパリのサン・ドニ街道の標識などを思い出してしまった。
トイレにはシャワーブースが備え付けられており、とても日本の常識では考えつかないようなデザインが見られるのが面白い。
これをストレスに思わず、多少の不便さを笑って楽しめる心に余裕のある人に使ってもらいたいと思う。
リノベーション後の図面が未入手なので、間取り図は参考までに…
キッチンはなくなっており、お風呂はトイレと一緒のシャワーブースに変わっています。
快適さは少し欠けるかもしれないけれど、それを補って余りある雰囲気があります。
心が大きくて素敵な大人の方に使って頂きたい物件です。
管理番号:S3710
賃料:
賃料:
管理費:
住所:渋谷区神山町
広さ:40.63㎡
アクセス:山手線「渋谷」駅 徒歩9分
構造規模:RC造6階建て 2階部分
築年:1971年
敷金・保証金:
住所:渋谷区神山町
広さ:40.63㎡
アクセス:山手線「渋谷」駅 徒歩9分
構造規模:RC造6階建て 2階部分
築年:1971年
敷金・保証金:
礼金:
備考:エレベーター、シャワー
備考:エレベーター、シャワー
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SOHOオフィスのファインディング、コンテンツ制作、リーシングを担当。
長野県生まれ。信州大学経済学部卒業後、リクルート、ベンチャーを経て当社へ。趣味は料理、テニス。フルマラソンはサブ4ランナー。不定期開催の社内パーティーでは料理長を務める一面も。
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