

今回お邪魔させていただくのは、株式会社ライトフォトワークス様が運営する撮影スタジオLight Studio。
*Light Studio HP
http://www.light-studio.co.jp/#a-studio


大通りに面している視認性の良さや四谷三丁目駅から徒歩2分というアクセスの良さが魅力的な本物件。
Light Studioを運営をされている株式会社ライトフォトワークス代表取締役の両角さん。自身も数々の著名人・広告・ポスターの撮影に携わる、カメラマン歴45年の大ベテラン。
そもそも移転前の岩本町スタジオの運営は、驚くべきことに24年間行ってきたと言います。
24年。24年の歴史です。
驚くべきことです。
24年の間に消費税は2度の増税、オリンピックは6回開催され、24年前の私は当時8歳でサッカーと味の濃い食べ物にしか興味がなかった頃です。私が食パンにトンカツソースだけをかけて食べていた頃から2024年12月まで岩本町のスタジオ運営されていた計算になります。
話はそれていますが、今の私では到底想像もできないような歴史が詰まった空間であることは容易に想像ができます。
そして24年間連れ添ってきたスタジオ物件の取り壊しが決定してしまい、今回移転先を見つけていく事となりました。
内見時から両角さんのスタジオ運営のルーツをお聞きし、身の引き締まる想いをヒシヒシと感じておりました。
早速スケルトンからフルリノベーションされたスタジオ室内をご紹介いたします!





天井高4mの特性を生かした白ホリゾントは圧巻の一言。上部に可動式のバーと滑車を完備。ライトや機材の移動がスムーズに行え、自在なライティングも可能。さらに、クロマキー撮影や全面黒幕にも対応し、幅広い演出が実現できます。

引き渡しの内装はスケルトン。
本物件は、元々オーナー側がセットアップオフィス仕様で募集をする計画でしたが、オフィス工事前に内見し「スケルトンでの引き渡し・撮影スタジオ用途」で無事ご成約へと至りました。
オーナー側としては想定外のリクエストだったかもしれませんが、まさにご縁とタイミングが重なった瞬間であると自負しております。




続いて7階、B studioのご紹介。
A studioとは打って変わり、ハウススタジオの内装に。天井高4m、南向きの開放的な空間は、3面採光で自然光がたっぷりと差し込む理想的な撮影環境となっております。3本の可動式円柱を活用した多彩なレイアウトが可能。
そして特筆すべきは70㎡の広々としたルーフバルコニーが圧巻中の圧巻。

なんということでしょう。
周辺の建物は低く遮るものが何もない、どこまでも広がる青を望むことができる。人はそれを”抜け感”と呼びます。
最近では物件を探す上で”バルコニー必須”の条件をお持ちのお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。このズドンと広がる恐るべき抜け感は、バルコニーをこよなく愛すバルコニストにとってもヨダレものではないでしょうか。
天気がよければ神宮前の花火大会も見えるようです。私も何かしらの理由をつけて花火大会の日にスタジオ予約をし、このルーフバルコニーからたまたま花火を目撃したいと策略しています。




両角さんは、1976年に元東京写真大学卒業後、写真家久米正美氏に3年間師事。1980年に独立を果たし両角章司写真事務所を設立されました。
ファッションと人物撮りを専門とし、現在までに30人以上のお弟子さんを育てあげてきた。
人の魅力に気づき、人の良さを引き立たせ、人のためにシャッターを切る。カメラを通して、レンズ越しに写る何人も人生を彩っていきたい。
両角さんの言葉の端々には、”人のために”という暖かな想いを感じました。
今回のスタジオ探しの条件は、”白ホリを作るための天井高” ”採光豊かな空間”
物件を探しはじめ約5ヶ月間、様々な物件を内見されましたがイメージに合致する空間が見つからず、
「正直諦めかけていました。退去まで時間がなかったので、後1ヶ月くらいで見つからなければ途方にくれていたかもしれません。。」
と取材で苦笑いを浮かべていた両角さん。
そしてタイムリミットも迫る中、出会った本物件。天井の高さ、白ホリとハウススタジオを区分できる2フロア、恐ろしいほど広いルーフバルコニー。新スタジオの反響も大きく、利用者・取引先の方からも「よくこんな良い物件見つけたね!」と大変好評をいただいているようです。その話をお聞きし手前味噌ながら私の立場としても鼻高々でございました。
また個人的な話ではありますが、撮影スタジオと私はかなり縁が深い過去がありまして、
私は、前職で俳優・モデルをしていた過去があり、広告のスチール撮影CM撮影の際には都内の撮影スタジオに足繁く通っておりました。今でも白ホリやハウススタジオを目にするとまるで昨日のように写る側だった頃の記憶を思い出したりもします。
そんな過去が、形を変え、手を変え品を変え、なんの因果か今へと繋がっている。人生って不思議です。
そして両角さんの物件探しの条件にはもう一つ。

「長く”居たい”と思える空間を。」
この言葉に、24年間入居していたスタジオの取り壊し・両角さんのルーツ・私の過去も相まって、
振り返れば物件探しではなく相棒探しの旅をしていたのかと。今回の取材を終え、そんなエモーショナルな感覚になりました。
縁とタイミングと偶然が重なり誕生したLight Studio。
暖かい光に満ち溢れ、人のために最高の一瞬を切り取る空間。
これから何年も何十年先も”四谷三丁目にはLight Studioがある”と、胸を張ってお勧めをしたい。


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