池尻大橋、天高4m前後の開放的な多目的スペース、オフィスの概念を再構築した居抜き物件。
以前SOHO東京のBLOGでご紹介したお部屋が居抜きでの募集となりました。
そもそもオフィスとは何なのか?オフィスの機能とは?
そんな疑問をゼロベースで突き詰めた先、持たせるべき機能を具現化したのが今回のスペースになります。
地下1Fと地下2Fのメゾネット空間は小分けに部屋が別れていましたが、既存の天井を撤去し天高4m以上の開放的なスケルトンベースの空間に変貌を遂げていました。
設計は建築家、DDAA/DDAA LAB代表の元木大輔氏。
常にアップデートを続け、完成せず変化し続けるベータ版の空間がコンセプト。
一見すると未完成で、床や一部の壁などはこれから仕上げて行く途中のような印象も受けます。
外側にあった既存の窓枠を外し、内側に再構築する事で10cm程度のクリアランスを確保することが可能に。
建築士のこの発想によって身長のある大人の男性でも出入りにストレスを感じにくくなっています。
掘り炬燵のような穴が空いたスペースやベンチスペースが設置されており、自然なコミュニケーションを誘発されそうな作りになっています。
両サイドに重ねられた椅子はクリエイターがデザインした様々なタイプが混在しています。
この空間には固定されている什器類がほぼゼロ。
テーブルも椅子も組み合わせや配置は可能な限り自由に、集まる人やイベントに合わせてその度に最適な形を模索できます。
ベースのラフな雰囲気とは対照的、所々に洗練されたクリエイティブなサインが点在しています。
さながらギャラリーのような真っ白に整えられた廊下には絵画が飾られています。
「贅沢な廊下」と呼ばれており一定期間で絵画は変更されるとの事、ここにも変化し続ける空間というコンセプトが生きています。
プロジェクトのラボやミートアップ、撮影拠点、試写会スペースとして利用されています。
実際に演劇関係のワークショップで利用したこともあるそうです。
居抜きでの募集ですので基本的にはこの造作を活かして利用してくれる方を募集します。
建築家に依頼して作られたオーダーメードな空間、オープンかつフラットでフレキシブルな使い方ができるはず。
用途についても比較的柔軟に対応可能(法律等の制限でできないことはあります)、気になる方は一度ご覧いただければと思います。
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