スタッフブログ

ギャラリー&オフィス訪問:及源鋳造株式会社様

Loading物件をブックマーク

スタッフの吉田です。今回は今までとは少し違う、素敵なギャラリー空間を作られたお客様を訪問しました。
及源鋳造株式会社(※敬称略)
代表取締役 及川久仁子(※敬称略)
HP:https://oigen.jp/
昭和22年(1946年)設立。創業は嘉永5年(1852年)。本社は岩手県奥州市。「南部鉄器」という名前で親しまれる、鉄鍋や鉄瓶をはじめとする鉄器の企画製造販売業。

及源鋳造(おいげんちゅうぞう)株式会社。岩手県奥州市に本社がある、鉄器の企画、製造、販売のお仕事をされている会社です。「南部鉄器」と言えば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。学校で勉強しましたよね?

創業は嘉永5年(幕末!)。既に160年以上の歴史がある会社です。現在の代表である及川社長は5代目とのことです。

今回の訪問では、東京営業所・TOKYO GALLERY 所長の岡島さん、田中さんにご対応いただきました。
お忙しい中、今回のオフィス取材をご快諾いただき、誠にありがとうございました!
この度、SOHO東京では東京営業所のギャラリー&オフィスのご入居のお手伝いをさせていただきました。

浅草の雰囲気ある古民家(こちらも私は非常に好きでした)から、渋谷区某所の新築建物へのご移転という、場所も建物の趣もガラッと変わりました。注目のレストランが入る建物の2階が、及源鋳造のギャラリー&オフィスです。向かって左側の階段には2Fへ私たちを導くサインが目に入ってきます。素敵な演出に期待が膨らみます。
玄関を入ると目に飛び込む鉄器の数々。ここにあるだけで150種類ほどでしょうか。壁一面そしてお部屋中央に並ぶ姿に圧倒され、気持ちも高ぶります。

よく見てみると目立った造作などは行わず、家具で上手く空間を作られています。床も引き渡し時のフローリングのままです。間取りは1LDKタイプで、住居であればリビングダイニングとして使用されるであろう空間です。全体で約65㎡ほどあります。
ギャラリー空間は、主にお取引先企業や、シェフが実際に手に取り、商談ができるスペースとして使用されています。

ただ、多くの百貨店で取り扱われているOIGENブランドの鉄器が、東京でこれだけ揃っているのはここだけ。今後は完全予約制で、一般ユーザーの方にもお越しいただけるようにするかどうか、ご検討されているそうです。

SHOPではありませんので、突然お越しいただいてもご対応ができない可能性もございますのでご注意ください。
こちらのボードには、普段鉄器に馴染みのない方々にも身近に感じていただけるよう、様々な切り口で鉄器のご紹介をされています。
壁面が十分に確保され、白系のクロスが貼られているので、設置した棚に黒の鉄器を並べるだけで十分様になります。

ちなみにこの棚にはイギリス人デザイナー、Jasper Morrison氏がデザインを手がけた鉄器もディスプレイされています。SOHO東京をご覧いただいているデザイナーの方々とのコラボレーションも見てみたくなりますね。

伝統を大切にしつつ、様々なデザイナーとコラボレーションするなど、新しいことにも取り組み続けるのも及源鋳造の魅力の一つです。
瓶敷も壁に掛けるだけでアートのよう。伝統的なデザインのようですが、思わず眺めてしまいます。
棚、テーブルの天板は明るめな色みの木目を採用し、鉄器という重くなりがちな雰囲気を明るくしてくれます。
またスポットライトを黒にすることで空間全体に統一感も生まれます。
窓枠が全て黒というのも、空間造りに大きく貢献している印象でした。
中央棚の上と、テーブル上のランプシェードのみ鉄器で空間の良いアクセントになっていますね。
ちなみに写真奥の大きな鏡は、岡島さん、田中さんお二人で取り付けられたそうです。
料理好きの弊社木内も岡島さんのお話しに興味津々。
ギャラリーの反対側には、執務スペースがあります。
中央にある玄関からそれぞれのお部屋が左右に分かれているため、動線もスムーズ。
間に水回りエリアを挟んでいるため、ギャラリーとも適度な距離が生まれます。
その一角には貸し出し用の鉄器が並んでいました。鉄器をより多くの人に知って頂きたいという、想いを感じる部分です。
そして今回は大変特別なおもてなしをしていただきました。それはOIGENブランドの鉄器を用いたお料理です。
岡島さん、田中さんは取材前、合間にキッチンでご準備をしていただきました。そのご様子です。
鉄器を扱うので、キッチンのスペックというのも、物件探しの上では一つ大きなポイントでした。
特にコンロはIHでも対応できるものがございますが、やはりガスの方が好ましいようです。
頂いたお料理の一部を以下ご紹介します。
初めての鉄器料理、想像以上でした。。もちろんご飯も鉄器で炊いてくださるのですが、何杯食べたか覚えておりません。。やはり鉄器だからなのか、お料理も熱々の状態が長く続き、ずっと美味しかったです。岡島さん、田中さんとのお話しを楽しみつつ、大変幸せなランチタイムでした。いかがでしたでしょうか。
造作を加えることなく、どう自社の色を出していくか、大変参考になる空間ではないかと思います。
また、新築SOHO物件と伝統工芸の組み合わせというのも、非常に興味深いです。
新しい建物に鉄器が収まることで、より現代的で、かつ我々にとってより身近なものにアップデートされた印象も受けました。
改めて空間が与える影響の大きさを感じます。

そして人生で初めてここまでしっかりと接した鉄器。その魅力にも心動かされました。
OIGENブランドの鉄器が、今後より多くの場所で見られるようになることを楽しみにしています。

The following two tabs change content below.

その他のスタッフブログ

Return Top